マクラーレンMP4/8を作る
前回のHonda S600に続いてのクルマ2作目になります。
今回は「タミヤグランプリシリーズ McLaren MP4/8 FORD」。1993年のセナ・アンドレッティコンビが走らせたマシンですね。前年限りで撤退したホンダに代るエンジンが無く、当時ベネトンとワークスを組んでいたフォードに、同じエンジンを寄越せとゴネタけど結局カスタマーエンジンだったアレです。でも前半戦はシューマッハより勝ってたんだよなー。特にドニントンは正にセナ神だった。そして毎戦1周目で姿を消すアンドレッティ・・どんどん痩せ細って行く姿が印象的でした笑
そんな訳で今回も準備編、組立編、と進んで参ります。
準備編:
今回はコレが大変。なんせ30年前のモデルだから、当然廃版。なので在庫の有るショップから買う訳です。新品として売ってたのはAmazonでもプレミア価格で6000円オーバー。流石に高いので、新品だけど中古扱いというショップさんでポチる(4600円)。
届いた所、箱は見事に黄ばんでましたが、まあ良いやと思ったのが大間違い。デカールがカペカペに乾燥してて使い物にならない・・
後、悩むのがマルボロ レッド。デカールで貼る前提なんだけど上記のとおりカペカペで使えそうにない。蛍光レッドは瓶では売ってなくてスプレーのみ。ここで大人しくスプレー買っておけば良かったのに、全体のマスキングが面倒くさそうという超絶ネガティブな理由で、赤で筆塗りする事に・・・いや、これは失敗だったかも。
そんな訳でセコセコと作り始めます。
棚で長い事寝ていた感が半端ない外箱
お陰様?でカペカペになったデカール、マルボロ レッドは全部デカールで貼る前提なんだな。使えたとしても、絶対シワシワになる自信ある。
塗料系はほとんどS600で揃ってるので、新たに妥協して買ったX-7 赤のみ 。クルマ系は黒、シルバー、ガンメタ、フラットアルミ、この辺だけ揃ってれば大丈夫ですね。あ、そういえばドライブシャフト用にゴールドも買った。後はマルボロ レッド用に蛍光レッド買えよ、と今の自分だったら言うでしょうね・・・。マスキングを面倒くさがらずにやれば良かった涙
これから作る人は是非 TS-36蛍光レッドをお買い求めください。自分は今更塗り直す気がしないので、赤で突っ走ります
制作編:
クルマのプラモはどれもエンジンから組立てですね。これも同様にFord V8から組み立てトランスミッション、リアサスとマシン後部をセコセコと組み立てていきます。 組み立てて面倒なのがリアのサス周りで、パズルゲームっぽく組まないとハマらないです。それ以外は組み合わせも良く、簡単に組めます。
そして課題のカウル周り塗装とマルボロ レッド。何とかなると思ってる人、何ともならないよ。という学生時代の先生の話を思い出します。赤筆塗りで何とかなるだろうと思ったら何ともなりませんでした。しかも良く見ると、車体に薄らとデカールのラインが入ってるのよね・・、気が付かずに写真とか見ながらこの辺だろ?って貼ったマスキングテープ間違ってて大惨事。この後必死の修正作業が入ります。組み立てよりも、この塗装修正が大変だなー。比較的直線で別れてるマルボロ カラーでこれだから、朧塗装の現メルセデスAMGとか、一昔前のWestマクラーレンとかどうやって塗るんだろうか。ちゃんと濡れるとすっごいカッコいんだろうけどさ。
そしてエンジンが組めたら、ササっとフロント周りへと移ります。ここが一番の難問、というかミスって死亡しました。フロントサスを組んだ後にブレーキダクトを組み付けるんですが、これが硬い。めっちゃ硬い。リアも同じなんですが、こっちはパチっと気持ちいい音と共に組み込まれてくれましたが、フロントは違う。爪が割れるかと思うぐらい押し込んでもダメ、この野郎!と力を入れたらポキっと・・・・赤丸部分が折れました。しかも左右両方(アホか)。もうどうしようもないのでアロンアルファ先生にお願いするしかありませんでした。チクショウ・・・。
なんとか接着は終えて、フロント周りが完成。MP-4/8はこのテロっとしたノーズが良いのですよ。マシンもコンパクトなんですが、小回り効きそう感が凄い。ノーズ周りは上記以外は特に悩むこともなくサクサク組み合わせていけます。この先からはデカール貼り貼りしながらの作業になるので、しばらく悩む・・・。
で、買っちゃいました。 MSMクリエーションのデカールセット。マルボロ ロゴが付いてるのもポイント高いです。1780円+送料ですが、まー出来の良い事。水に浸けて10秒ほどで十分です。スッと台紙から動いてくれます、流石です。
エンジンもマウントして、いよいよデカールを貼り始め。タイヤがめんどい・・・でも貼るとやっぱりディティールアップするので、めげずに貼っていきます。アップで撮ると浮いてるな。これ修正しないと。
ノーズ部分まで貼ってみた。一気にマルボロ ・マクラーレンになるなー。かっこいいなー。マルボロデカール買って良かった。と、ここでノーズの接着が甘く右側が浮いてる事が発覚。どうっすっかなー、と悩んだところで一旦作業終了。
今日で・・・12日目です!
さて、いよいよデカール貼りも本番。リアウイングのMarlboro貼っていきます。ここは緊張するなー。ウィング横のK martは確かアンドレッティのスポンサー・・。リアウィング前面のMarlboroは、ウィング分割とステーを避ける形で、上下左右に4分割されてました。気持ちよくピチっとハマります。結構ウイング立ち気味なのでモナコ仕様と言っても過言じゃないくらいフルウィングです。リアウィング載せると出来た感がすごいな。これでエンジンカウル周りにデカール貼って行けばほぼ出来上がりです。
そんな訳で完成!エンジンカウルにMarlboro入るとかっちょいい。
しばらくは棚に飾ります!
反省編:
やっぱりマルボロ レッドだなー。蛍光レッドでスプレー吹けば良かったわ。筆塗りの限界。次回からボディ色はスプレーします。あと、やっぱり繊細なので、適当にちゃちゃっと作らない事・・・結構接着剤はみ出したり、塗装直後に触れて指紋ついたりしました。アホですね。
コスト編:
本体 4600円(アマゾンで中古扱いのを)
デカール 1780円(MSM様素晴らしい)
塗料 X-7 レッド 150円
本体が変にプレミア化してるので、買い直してもう一回って訳には行かないのが残念。再販売して欲しいけど、版権とか有って難しいそうです。後は素直に数が売れないから、とヨネやんがYoutubeで言ってました!
次は何作るかな・・・
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